下がり続ける株はいくらになったら買いか?ヽ(゚∀゚)ノ
 相場格言にこのような物があります。「半値8掛け2割引」どういう意味でしょうか?

 2006年現在はそれほど悪い相場ではないように思いますが、株価暴落時、どこまでその株が下がるのだろう?といった時の一つの目処が最高値の約30%前後であることが経験的に多いという事です。

 例えばその株の最高値が一株「1000円」だったら約30%の「300円」前後で下げ止まり、やがて反転、上昇するだろう。という事です。

 これは現在持っている株式を最初から長期保有というスタンスでなければ70%の損失が出るまで持ち続けて良いという事ではありません。長期保有が前提でなければ早めの損切りこそ株式投資でヤケドをしない最も懸命な方法だからです。

 半値8掛け…は新規に買いのチャンスと捉えるタイミングを表した言葉です。

 相場の長い歴史から先人達が経験的に発見してきたことなのです。実際に下がる株を買うと買ってから更に下がる事は良くあります。それでも高値から30%程度で買っておくと、いずれは反転、上昇する事が多いように思います。

 長期スタンスで見た場合下がる株というのもどこかで目処が立てば買いやすくなると思います。

 必ずしも最高値から30%で下げ止まるかというと、言い切れない部分もありますが、実際にいくつかの01銘柄(証券コードの下2桁が01・つまりその業界で最も歴史があり、その業界を代表する企業の事)の10年来高値と10年来安値を見てみましょう。

銘柄名 10年来高値 10年来安値 半値8掛け2割引(高値の約30%)
キッコマン(2801) 1576円 580円 473円
富士フイルム(4901) 5550円 2830円 1665円
新日鉄(5401) 548円 119円 164円
日立(6501) 1709円 366円 513円
日産自(7201) 1556円 290円 467円
大成建(1801) 632円 114円 190円
東武(9001) 644円 270円 193円


 数ある企業の中のほんの一部だけのデーターですので信頼に値しない部分もあるかとも思います。あくまでも「相場格言」に基づいての事ですので、参考程度に収めてください。

 この株(企業)どこまで下がるんだろう?と不安になったら「半値8掛け2割引」を思い出して下さい。一つの買いの目処になると思います。

 (逆に言えば長く持っているとこれくらいの値上がりも期待できるという事で、上手くすれば長期投資はリスクが少ない投資手法とも言えますね)

その証券会社で上手に損切りできていますか?
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