基本的には配当取りを狙わないヽ(゚∀゚)ノ
 電力株で安全に売却益を手に入れるならば配当前に売り抜ける必要がありますし、配当権利付き最終日まで(或いはそれ以降)持ち続ける事はリスクを抱える事になると言えます。

 売却益を優先させるならば配当取り(配当権利付き最終日に株式を所有している)を狙わず、きちんと売り抜ける事が懸命です。

 先ずは下のチャートを御覧下さい。東京電力、2006年度、日足にて6月から9月末までを切り取った物です。



 いくつか注目して欲しいのですが、9月末、中間配当以前(私の投資手法では配当月3〜4ヶ月前)に買いを入れた場合例えば6月に買った場合9月上旬に売り抜けると大雑把ですが400円程度の株価上昇がある事が分かります。(3000円〜3400円)

 利回りおよそ13%となります。悪くない数字です。もし1単元(100株)保有していれば40000円、倍の200株ならば80000円の売却益となります。3〜4ヶ月で13%+ならば損の無い投資手法と私は思っています。

 そして更に注目して欲しいのはチャート上に付けた↑矢印です。

 これは2006年9月末、配当権利付き最終日を指したものです。大きな陰線が立っています。売りが買いより優勢になった事を意味しています。

 ↑矢印以前に山が二つできているのがお分かりでしょうか?近年、電力株は大よそこのような経過を辿る事が多いようです。配当月中に二度ほど大きく売られ、買われる。

 チャート上では山が二つできたように見えるわけです。当然、6月に買ったとすれば山のてっぺんで売り抜けられれば一番利益が大きいわけですね。この事に関しては別記します(配当権利付き最終日の3〜4週目に売るを参照)

 そして↑矢印(配当権利付き最終日)以降は株価を下げています。これは高配当銘柄の宿命というかどうしてもそうなってしまいます。理論的には1株配当分下がります。東京電力であれば予想1株配当が60円なので、60円マイナスとなることになります。実際にはそれ以上(下がるから売ろうとする投資家が増えればもっと下がる)下がる事もありますし、それほど下がらない事もあります(下がった株を買うと考える投資家もいる)。

 いずれにしても↑矢印(配当権利付き最終日)以降はかなりの確実で株価が下がりますのでそこまで株式を保有してしまうと売却益の利ざや(買ったときと売った時の値段の差)が小さくなり売却益をみすみす小さくしてしまいます。

 売る!という事を考えた場合↑矢印まで持ち続けない事が最も売却益を効率よく(利ざやを大きく)するポイントと言えます。

 売り時に関しては(配当権利付き最終日の3〜4週目に売るを参照)見てください。


Topへ戻る

 
inserted by FC2 system