貸株サービスは長期保有に最適ヽ(゚∀゚)ノ
 株式の売買を行うには証券会社に口座を作る事が必須条件となります。そして売買の度に各社の料金体系に応じて(約定代金に応じて)手数料が発生します。証券各社たくさんありますがみな凌ぎを削りどんどん安く売買できるようになってきました。

 と言ってもやはりお金は取られます。しかし、(もちろん売買手数料は発生しますがそれとは別に)保有する株を証券会社に貸すことで貸株金利が得られるというサービスを取り入れている証券会社もあるのです。

 証券会社を利用するだけでお金がもらえるってどういう仕組みになっているのでしょうか?

 恐らく国内ではマネックス証券だけのサービスだと思うのですが「貸株サービス」と呼ばれる物です。株主が購入した株券をマネックス証券に貸出し、マネックス証券が株主に応分の貸借料(貸株金利)を払ってくれるというマネックス証券だけ(だと思います)のサービスの事です。

 証券会社を比較するサイトで見ると分かるのですがマネックス証券の売買手数料はそれほど安くもないんですよね。ちなみに約定代金が100万円までなら一律(どんなに安くても)1050円かかります。現在、国内の証券会社は手数料の値下げに必死ですから手数料だけを見ればもっと安いところはあります。

 その代わり手数料の高さを十二分にカバーするだけの取り扱い商品のラインナップであったり各種ユニークなサービスを実施しているのも特徴的です。

 マネックス証券は他の証券会社と違って手数料を安くする事には積極的に加わっていません。あくまでも他社に無い独自のサービス(この場合貸株サービスだったり)や取扱商品を増やしたり、株主へのサポート体制を厚くしたりとむしろ買う時よりも買った後のサービスにまで力を入れている感があります。

 ちなみに貸株金利は毎月見直しが行われるのですが2006年現在年利0.5%となっています。もし3,000円/株の電力株を100株(株単元と言って売買できる最低の単位)買ったとしましょう。

 3,000円×100株=300,000円+約定代金1,050円(301,050円)となります。

 そして30万円という株式に対して年利0.5%+されるとどうなるでしょうか?

 30万円×0.5%=1,500円

 貸株金利サービスを利用すると(金利の変動が無いと仮定して)ほったらかしでも年間1,500円手にする事ができるのです。

 マネックスの手数料の割高感も軽く元が取れるという計算です。二年、三年と時間の経過と共に再度金利の恩恵を受けますので長く持てば手数料の安さを求めるよりもむしろ収支が+になっていく事は想像できると思います。

 短期の売買を目的にするのであれば貸株サービスもあまり意味の無い物となってしまいます。それよりは約定代金別に手数料の安さを求めた方が良いでしょう。証券各社でそれぞれの特徴がありますが、マネックス証券は特に長期保有を目指す投資家向けと言えます。

 貸株サービスによって金利が得られますが、同時にリスクも発生します。例えば貸した株は投資家保護基金の対象にならないとか信用取引口座を開設していると利用できないといった具合にです。

 株を貸し出すのですが株主優待の権利は株主優待自動取得サービスを受ける事で権利を失わずにすみます。配当も相当額を受け取る事ができます。

 電力株などは短期で売り抜けるには不向きな銘柄ですので長期保有がベストな選択だと思っています。銘柄に合わせて、投資スタイルに合わせてその証券会社のサービスを利用するというのが賢い株主なのではないでしょうか?同じ長期保有ならば少ないリスクで金利を受けられる貸株サービスはメリットが大きいと思います。

 マネックス証券はサービスが多種多様に渡っているのでこのような貸株サービスがありますが、他の証券各社も料金体系だけをいじるのではなく長期保有の株主向けのサービスをもっともっと充実させてくれるとありがたいなといつも思っています。

 あくまでも長期保有という視点で見れば貸株サービスは得だと思います。取引する額(約定代金)にもよりますが手数料の安さを上回る利益を早ければ数ヶ月で手にする事ができるはずです。その後も金利が付くと考えれば利用しない手は無いと思います。証券会社のサイトは優れた情報に溢れています。モニターを眺めるも良し、パンフレットでじっくり目を通すも良し。いずれにしても一見の価値ありです。

マネックス証券だけの貸株サービス  
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