株式投資って何だろう?( ´∀`)
 株式とは?

 企業にとっては資金調達の一つ。

 私達にとっては資産形成の一つ。

 となるのではないでしょうか?企業にとってみると株式というのは実にメリットの大きな物なのです。私達が普通株を買うと言っても街の隅っこにあるような(株)と名が付いただけの看板を掲げた個人商店の株は買う事ができません。

 私達が株を買う事ができる企業というのは「証券取引所に株式を上場」している企業だけです。

 ロッテ、サントリー、出光興産、いずれも一度は名を聞いた事のある大企業です。そして実はそのいずれの株も買う事はできません。それはいずれの企業も非上場企業だからです。

 私達が売買できる企業は「証券取引所に株式を上場」している企業でした、企業は仕事を続ける上でとても大きなお金を必要とします。その為ほとんど全ての企業が何らかの形でお金を手に入れなければいけません。いわゆる資金調達という事です。

 ひとつには銀行からお金を借りるという方法もあるでしょう。「間接金融」と呼ばれる物です。銀行はよっぽど怪しげな会社でもなければ(それ以前に相当厳しく審査されますが)喜んでお金を貸してくれます。なぜか?借りた企業は銀行に対して利息を付けて返さなければいけません。それは銀行にとっての利益となります。借りた企業にとってはいわゆる「借金」となるわけです。

 もう一つの方法が株式を発行する事です。企業が上場する事によって株式を発行し、私達はそれを買う事ができます。企業にとってこの株式というのは私達がお金をその企業に出資しましたよ、という証のような物なのです。

 銀行から借りたお金は利息を付けて返済しなければいけませんでした。一方企業にとって株式を売る事で得られる資金というのは利息を付けて株主に返す必要はありません。それ以前に返済の義務はありません。例えその企業が倒産したとしても出資してくれた株主に対しては1円だって払う義務はないのです。

 企業が上場するという事は資金調達の場を飛躍的に増やす事ができるというメリットがあるのです。そしてその上場企業の一部をお金を出して買う事が私達には可能なのです。その証として株券が発行されるというわけです。

 株式投資は株券という紙切れにお金を払う事ではありません。その企業の一部を所有するという事に他ならないのです。

 そして株式会社である以上、企業というのは常に株主の物でなければいけません。従業員の為でも社長さんの為でもなく資金を出資してくれる株主の為に株式会社は存在し、仕事をし、利益を生み続けるのです。

 反面、上場するデメリットとして株価の変動がその企業にダメージを与える可能性も出てきます。株価というのは半年先くらいのその企業の通信簿のような物だと良く言われます。大雑把に言えば株価が右肩上がりの会社というのは高い評価を得ている企業、右肩下がりの会社というのは評価が低い企業と言えます。

 ライブドアの堀江さんが「時価総額世界一」を目指したのもその辺りにあるのではないでしょうか?ちなみに時価総額とは「発行済み株式数×株価」で市場における企業の評価を表していると言えるからです。

 2006年現在の時価総額ランキングで言えば一位トヨタ自動車、二位三菱UFJファイナンシャル・グループ、三位NTTドコモといった感じでしょうか?適宜入れ替わりますので絶対とは言えませんがほぼ不動の感もあります。いずれも名を聞いた事のある(知らない人はいない)大企業ばかりです。株価とその企業のステイタスがおおよそ一致している事がわかるはずです。

 企業が上場するには非常に厳しい上場基準を満たさなければいけません。その為に財務体制などを健全に整えて行くという作業が必要になるわけです。ですから株価の変動によって企業の価値を大きく揺さぶられる事があったとしても企業の認知度を上げる為、資金調達の場を広げる為、企業は上場を目指す場合が多いのです。

 私達にしてみればそんな企業の一部をお金を出して買うわけです(株券を買うという行為なわけですが)、当然ながら企業がしっかりと成長し、健全な利益を生み続ける限りはそのステイタスである株価も普通は上昇します。お金をわずかな金利の為に銀行にたくさん預けていたり、家の金庫の中に入れておいてもその価値が上がるという事はありえません。もっとも株価は一度も下がらずに上がるという事もありえません。必ず下がります。だから上がります。全てにおいて作用反作用の法則が適応されます。

 株式を始めるに当たってどの株を(どの企業を)買ったら良いのか?とても悩みます。日本国内だけで3000社以上あるとも言われている企業の中でも実際に個人投資家である私達が買える企業は限られます。詳しくは別のページで書きますが私はやはり企業の一部を買うという意識を絶対に忘れてはいけない、という視点からいわゆる「優良銘柄」とか「投信銘柄」と呼ばれるような国内でも、或いは世界的にも名の通った誰もが知っている企業から手を付け始めるべきだ。とアドバイスしています。

 確かに買った株が値を下げるという事は良くあります。それでも私のように超長期的視野で株式投資を考えていくと結局は買った株、つまり投資した企業がどれだけきちんと良い仕事をしてくれているか?この点がとても重要で様々な要因で株価は変動しますが最終的には、そして長期的には企業の業績によって株価は左右されると断言しても良いと思います。

 更にこれはとても大事な事なのですが巷にはどれほど株で損をした話や大火傷を負った話が多い事でしょう。いずれも原因がきちんとあるのですが(それも別のページで書きます)株式投資というのは上述した私の考えに従って売買を行っている以上は絶対はありませんが、普通利益が出せます。それは私が得る利益というのは投資した企業が業績を伸ばしている結果だからです。

 企業の成長にはある程度の時間が必要かもしれません。企業の成長と一緒に私達の資産も成長(増える)し続けていけるのが超長期投資なのです。ギャンブル的な要素ももちろんありますし、投機的な投資も決して全否定するわけではありません。

 が、私達の身の回りに居る昔からの富豪を見渡せばこつこつ働いてお金を銀行に預けただけで一財産気づいた人は少ないと思います。手持ちの少ない資金をどう活かす!?それは誰もが通る道だったはずです。どんな富豪も最初は貧乏だった。しかし、富豪と呼ばれる人たちはいずれも株式であったり不動産投資を行っていたはずです。しかもずっと昔から株を持ち続けて気が付けば資産は○○倍!なんていう例もあることでしょう。

 もし…どうしても株は恐い、嫌だというのであればぜひもう一度本を買ってでもネットで検索してでも自分の目で、手で勉強してみてください。勉強すればするほど資産形成に欠かせない物である事が分かるはずです。

 2007年を境に団塊の世代の大量定年退職者があふれ出します。大きなお金が市場に出回るのでは?との予測もあるほどです。金融関係の企業は手薬煉を引いているのが見なくてもわかります。健全な資産運用の一つとして一緒に日本の相場を盛り上げて行ければ幸いです。証券会社に行ってアドバイスを聞くなどという事は絶対にしないで下さい。それこそ良いカモになるだけです。

 自分でやるから面白いし、責任も持てる。投資は自己責任ですが私のシナリオを読み勧めてぜひ健全な投資家の一人に仲間入りする事を心からお待ちしています。私達のお金が企業を支えているのだという意識を常に持ち続けてください。

 株券でなく、企業の一部を買う事だ。これはビルゲイツに次いで世界第二位のお金持ちであるある投資家の言葉です。忘れないで下さいね。


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