いつ買う?電力株ヽ(゚∀゚)ノ
 これは電力株に限った事ではないのですが一般に高配当銘柄に共通して言える事です。電力株を初めとする高配当銘柄はどのタイミングで買うのが最もお得なのでしょうか?

 先ずは下のチャートを見てください。


 左から中部電力、東京電力、関西電力の2006年の日足を表したものです。

 チャートに↑を付けた所に注目してください。時間的に共通して株価を下げています。2006年、9月末です。もうお分かりかと思いますが電力各社の中間決算月、中間配当の配当権利落ち日以降の株価です。

 投資した企業の利益の一部を株主さんに還元するシステムが配当でした。売らずにずっと株を買ったまま持っていても利益が出るのでした。そしてその配当はその企業によっていつ株主さんに配るか微妙に決まります。電力株の場合、3月末が本決算、9月末が中間決算となります。

 配当に関しては別記しようと思いますのでここでは配当の詳細は書かない事とします。

 電力株を初めとする高配当銘柄は一般的に配当目当て(実は全ての投資家が配当を欲しいわけではないのですが、この事も別記します)で決算月の2〜3ヶ月前から高騰することがあります。

 上がり続ける株というのはどうしても投資家にとっては魅力的に見えます。しかし、電力株のチャートを見てもらえればお分かりですが↑をピークにガクンと下がるのです。

 これは高い配当を支払った為です。

 配当権利落ち日と言って配当を得る権利を一日でも過ぎると配当を得る事はできません。企業は払った配当分、株価を落とす事があります。必ずしもその通りにはなりませんが、理論的には以下の通りになるようです。

 電力株の場合、1株に対して60円の配当を配った場合。(1株=3000円として)

 (配当の権利の翌日→配当権利落ち日)3000円(配当を支払う前の株価)−60円(1株に対する配当)=2940円となります。

 ずっと電力株を持ち続けていると分かりますが、配当権利落ち日以降は確かにがっくり株価は下がります。何だか損した気持ちになります。

 ですが、チャートを見てもらうと分かりますが、下がった電力株に対してはかなりの確実で買いが入ります。1株に対する配当が変わらなければ(減配がなければ)株価が下がれば結局は安い株で高い配当を得られる(配当利回りが上がる)わけです。

 目先の配当も欲しいですがその後にやってくる配当権利落ちの株価急落を狙って買いを入れた方がお得感が強い事が予想されます。

 勘の良い方はお気付きかと思いますが短期の売買であってもこの高配当銘柄(例えば電力株)を利用して売り抜ける事ができます。その事に関してはまた別記したいと思います。

 私は長期ホルダーですがやはり株価のうねりはあるものの最も安く買えるタイミングは配当の後、という事は事実のようです。

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