株式投資をギャンブルにしない為に、投機ではなくしっかりとした投資として、資産を増やせるようにするにはどのような企業に投資すると良いのでしょうか?

 先ずは下のチャートを見てください。(企業名は本文中に出てきます)












 この四つのチャートはいずれも日本を代表するような企業の1993年〜現在に至るまでの株価を月足で表したものです。細かな株価の変動には目をつぶって下さい。あくまでも長期投資を基本に考えた場合、右肩上がりである事が分かります。私はこのような株(企業)にお金を注ぎ込む事が失敗の少ない資産形成に役立つと考えています。

 ちなみに「日本を代表するような…」と書きましたがこれらは「TOPIXコア30」に2006年現在含まれて居ます。

 難しそうな言葉ですが物凄く単純に言うと国内で最も売買されている株(企業)ベスト30といったところでしょうか。(正確には少し違いますが)株式に関するサイトを見ると聞いた事もないような斬新(?)な売買のテクニックや分かり難い英数字がズラリとならんでいますが本当に理解している人は少ないと思います。

 上のチャートは短期的に見ると確かにかなりの変動があります。ああやっぱり株式はギャンブルなのか…と思うかもしれませんが、結果論ですがいずれも売らずに持っていればいずれは上がる、という物だと言えます。このいずれは上がる、というのが実はとても大切なのです。

 株価というのは最終的にはその企業の業績に左右されます。ですからこの四つの企業は極論すれば「良い仕事をしている企業」と言い換えても良いでしょう。

 必死になって稼いだお金を何とか増やしたいと思い企業に投資するのです。どうせならきっちりと良い仕事をしてくれる企業に投資したいと私なら考えます。その企業がきちんと仕事をしてくれる限り一時的に株価のブレはおこりますがいずれは上がるものだからです。


 チャートは左からキャノン本田技研工業カシオ計算機トヨタ自動車です。

 あくまでも投資は自己責任で行う物ですので、ここでは私はこう考えています、私はこうしています。という事だと思ってください。ただし、本音で言えばもしどの株を買ったら良いのか分からない?とか過去に株で痛い思いをした。という人が見ているならば日本を代表する、世界を代表する優等生の株を買いきちんと資産を形成する、過去の損失を補填していく(投資への最大のリスクヘッジは労働だと思うので一生懸命働いて損を埋めるという発想も忘れないで下さい)という投資スタイルは決して悪くはないと思います。

 ただし、これら優良株とか国際優良株、ブルーチップと称される日本を代表する企業の株であっても必ず上がり続けるというわけではありませんし、必ず弱点はあります。

 投資スタイルにもよりますが、中長期での投資(数ヶ月〜ずっと)であればそれなりの数字が出せるという事は上のチャートを見ただけでも分かると思います。

 万能ではない物のやはり優良株というくらいですから優良なのですね。学校で言えば優等生みたいな感じでしょうか。当時は全然勉強できなかったけど大人になったら物凄い才能を開花して活躍している。そんな人もいると思います。投資の醍醐味で言えば後者に投資する事だとも言えます。その当時後の才能を予見できるだけのセンスがあればそれも面白いと思います。

 優良株での投資はいわゆる優等生と同じで良く出来る子、良く出来る会社に投資する事になります。時間の経過から得られる利益は比較的安定的ですが反面、落ちこぼれの生徒が大出世するような爆発的な企業の伸びはそれほど期待できないという事もあるでしょう。

 同じ株式投資であっても投資先を優良株に絞るだけでリスクをいくらか軽減できるように思います。私も上に挙げた企業のいくつかは保有していますが、恐らく私の寿命よりもずっと長く日本経済を支えてくれる企業のように思えます(実際の業績もそうですし)。あまりにも当たり前な事ですが不良な株よりも優良な株の方が利益は出せると思います。

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TOPIXコア30とは…

東京証券取引所が日々発表している株価指数の一つです。東証1部に上場する全銘柄(およそ1690社)の中から、時価総額と流動性の大きな順に30社を選び出して算出される株価指数。わずか30社ですが時価総額では東証1部全体の33%、3分の1にも及びます。
安全な(優良)株(企業)を選ぼうヽ(゚∀゚)ノ
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